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ブラインドテイスティング講座

2017年2月23日 at 10:22

NHK文化センター各クラス、ELLAS、他全て、
今月の講座テーマはブラインドテイスティングでした。

ブラインドテイスティングとは、
瓶・ラベルを見ることなく、日本酒をグラスに注ぎ、特定名称や酒米、酵母、製造方法、蔵元名などを当てることを、目隠しの利き酒-「ブラインドテイスティング」といいます。
鑑評会や、コンクールの競技種目としてもお馴染みで、
日本酒会の企画などでもよく行われています。

あいち美酒欄のイベントで行われた利き酒。全てブラインドでした。

あいち美酒欄のイベントで行われた利き酒。全てブラインドでした。

テイスティングには多くの目的が存在します。
単純に「おいしいのか、おいしくないのか?」
の判断をするだけでなく、

「購入価格に見合った満足感は得られるのか?」
「今日の料理に合うか」

など様々な目的があります。
立場が変わって、サービス側のテイスティングになると、

「店の料理との相性はどうなのか?」
「ゲストの年齢や目的にあった日本酒だと勧められるのか?」
「今すぐ飲んでおいしいのか?」(熟成の必要性)
「他店との競合性はあるか?」
「原価率は抑えられるか?」

などなど・・・考えなければならない事はさらに多くなります。
どちらも、

「なぜこの日本酒を選ぶのか?」

という明確な理由付けが必要になるため、
その判断をすばやく的確にする為のトレーニングとして、
ブラインドテイスティングは有効な方法です。

「評論家が褒めていたから」
「今話題のお酒だから」
「手に入りにくいプレミア酒だから」

といった売り手側の意図(販促)に流されず、
自信と根拠を持った上で選択する、
という「見極める能力」を鍛える事ができるからです。

そのため講座では、
1クールに必ず1回はブラインドテイスティングを行います。

これがですねー
面白いくらい当たりませんw

生酒が大好きで生しか飲まない、という方がこれが生だ!
と言ったら火入れだったり、
山田錦がウマイのだ!という方がこれぞ!
と思ったら五百万石だったり、
アル添はチョットネ、という方が
本醸造を一番に選んだり。

あるあるです(笑)

もちろんプロであれば恥ずべき事ですし
反省、トレーニング強化すべきですが
一般の方の場合は、
「実は火入れも美味しい」
「五百万石も好きかも」
「アル添酒も飲んでみよう♡」

という新しい発見があります。
人間関係でもそうですが、
先入観で(良くも悪くも)どうとでもなる部分というのがあります。
相手の言葉や態度(日本酒でいうキャッチやスペック)を細かくとらえ過ぎても、
一つ曲がり角、一つ間違えて、迷い道くねくね~(© 迷い道 / 渡辺真知子 1977年)←ってスイマセン
となりますので、

たくさん間違えて、
間違いを受け入れて、
広い視野で本質を見ていこう!
という機会になるといいなぁ、と思っています。

あまり大きな声では言えませんが、私も結構間違えていますので・・・(恥)
何はともあれ、楽しんでいただけたようで何よりです。