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一番嬉しいご質問。

2015年11月15日 at 03:12

今日はNHK文化センター名古屋教室で「はじめての日本酒講座」でした。

初級クラスは、まだお料理とのマッチングをじっくりとやる時間はないので、お持ちするお料理は毎回2種類のみ。
今日は山芋焼と、しらたき明太子。
サンプルは綺麗めなお酒が多く、熟成酒はありませんでしたから、薄めのだしから焦がし醤油、程度の「控えめな味わい幅」です。

講座後、『これって山芋を焼いてお醤油かけるだけですか?』というご質問をいただきました。
毎回、そんな風にどなたかにレシピを聞かれます。
その度に、『え?・・・あぁ、○○して、▲▲するだけですよ☆』
と、なるべくサラッと、そつなく、お答えするようにしているのですが。

実は、一番嬉しいご質問です。

聞いてきて下さるのは、大抵毎日お料理していそうな方。
そんな方に「簡単にできそう」「作ってみたい」と思ってもらえるようなお料理を意識してお出ししているので、ワタクシ裏ではめっちゃ喜んでいます。

これで、日本酒買ってご自宅で楽しんでくれるかも♡
と思うと、グッジョブ俺・・・的な画に、プロジェクトXのエンディング曲がかかる妄想と共に、沢山のドーパミンが私の脳に分泌されます(多分)。

最近よく思う事ですが「美味しい」と、「作ってみよう」との間には結構な障壁があるものです。
例え自分一人しかいないとしても、作るには労力がかかりますし、一人じゃない場合はもてなす側(ホスト)となり、作ったことのない料理をふるまう訳ですから、もてなされる側(ゲスト)に比べるとかなり負荷が高いんですね。

しかしマッチングを考える時、「何故」美味しいのかに辿りつくためには作ってみた方がいいと思います。(美食家と呼ばれる方もいるので一概には言えませんが・・・。)
その方が出来上がりの味わいを「体験」するだけではなくて、色々と試してみる「実験」をする事ができますし、何より、作ってみるのはとても楽しいですから。

という訳で、マッチングをメインにしている上級クラスはさておき、初級クラスでは、圧倒的な力を見せつけるおつまみ(←まぁ元々無理なんですけど・笑)、というよりは、もっと気楽に作っていただけるようなおつまみのご提案をしていきたいな、と思う今日この頃です。