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黒豆茶と、綺麗な旨味と、ちょっと昔の事。

2016年4月11日 at 15:05

おいしいなぁーと思って(つぶやいて)いたら、お会いできました。
黒豆茶をつくってらっしゃる、有限会社ヤマタケ・代表取締役 稲垣直樹氏。

ヤマタケ代表取締役・稲垣直樹氏(右)

ヤマタケ代表取締役・稲垣直樹氏(右)

すっきりと綺麗な旨味、かすかに残る黒豆ならではの上品なコク、そして消え入るような余韻。

つくり手さんの思いというものは、どこか味に反映されるものだと思いますが、おいしさをつくり出せる土壌の上に、人の情熱が重なってできあがる、というのは日本酒も黒豆茶も同じですね。

今回は黒豆茶のテイスティング&リポートをさせていただきましたが、味わうだけでは知り得ない、ヤマタケさんの黒豆茶が美味しいワケが知りたくて、色々と質問させていただきました。とても楽しく充実した時間でした。

後日、この対談が記事になる?そうなので、お話しした内容の詳細は書けませんが、黒豆が丸ごと入っているのも、苦みがなく綺麗な旨味があるのも、ワケがあったのだなぁ・・・としみじみと思い返します。

私は妊娠・出産でお酒が飲めない間、せめてもの思いで、ずっと作り続けた離乳食でのテイスティングトレーニングを続けました。重湯から、出汁スープ、茹でてすりおろしただけの野菜、などなど。単純な味から複雑な味、舌の発達に合わせた食感の幅まで、ひたすらコメントに落とし込む練習を続けました。

そんな事して何になる?と沢山の人に言われましたが、当時は少しでもできる事を、ただやり続けたかったのです。練習しながらも、コメント力を鍛える以外のトレーニング効果など、私自身全く期待していませんでした。しかし、子ども向けに苦味・渋味を抑えた食生活をし、ゼロからの味覚発達を記録とともに歩んだ結果、(お酒を飲んでばかりいたころに比べて)舌が、ある日「リセット」された感覚がありました。

お出汁の味わいをより繊細に感じられるようになるなど、少し言い過ぎですが「研ぎ澄まされた」ような不思議な感覚でした。その後、改めて日本酒に対峙した時には感動すら覚えたのです。(まぁ2年ぶりだったし・・って違。)
そのお陰で?卒乳記念で受けた世界利き酒師コンクールでは、僭越ながら3位に入賞することができのだと思います。

お酒が飲めなかったあの地獄のような日々も、リセット体験の後は、お出汁や食材のもつ、素朴で綺麗な旨みに本当に癒されました。そんな味覚を高める効果があるのだとは、思いもしませんでしたが。そしてそれが、数年後こんな風にお仕事にいきてくるとは・・・人生、何があるか、分からないものです。(悪い事はできません、ほんとほんと。)

ヤマタケ・丹波篠山産の黒豆茶

ヤマタケ・丹波篠山産の黒豆茶

話を戻して、この黒豆茶、綺麗な旨味はぜひご体験いただきたいです。もちろん!ELLASでもお出ししております。そしておいしさは前述の通りですが、カフェインなし、苦みなし、なので妊婦さんや小さなお子さんのいるご家庭には、とてもいいと思いますよ。
そして・・・どうやら美容にもいいんですってよ、オクサマッ!w