サービスマンは心配性?
先日、尊敬する方々にお会いしました。
素晴らしいご経歴、というより、業界ではもはやレジェンドな方々です。
にもかかわらず、
「私なんて全然駄目なんですよ」
「バタバタしていて恥ずかしい」
等々、反省点ばかりを話されていました。
本当にすごい方々なのに、自虐ネタで笑いをとりあったり。
お出しした日本酒について全てメモを取られたり。改めて、すごいなぁ、と。
さて、偉そうなことを言える立場では微塵もありませんが、サービスに従事する者にとって大事な資質とは何でしょうか?
正確さ、スピード、技術、笑顔、お客様のニーズをくみ取る・・・数え上げればキリがありません。
しかし私の中で「この方は!!」と、尊敬する人に共通する事柄があります。
それは、
「本当に喜んでおられるのか?」
「あそこでああすれば結果は違ったのに」
「もっとできることがあったのでは」
など、常に「不安」を持たれている方です。
「美味しいです!」
「良い店ですねぇ~」
「最高、また来ます!」
などの美辞麗句。
そう言われると「いやぁ~やってて良かった」などと思いがちなのですが。
そこで、単純に喜べず心配してしまう人です。
少なくても殆どの大人は、
不味くても
サービスが悪くても
二度と来なくても
最低でも
外交辞令でそういう事をおっしゃるのです。
「不味い」「サービスがなっていない」というと相手を傷つけるし、(特に弊店の場合)知人の紹介だったりするし、諸事情で止むを得なかったりして、とりあえず、そういうのです。
そう、お客様は大人なのです。
という訳で、お会いできて、かけていただいた言葉に喜んでいるだけではいけないということだな、と襟を正す事ができた一日でした。「不安・反省を心に持つ」=「現状に満足しない」という事なのですね。
うっかり咲いてしまった春菊の花
しかし、翌朝畑へ行くと、収穫遅れの春菊が花を咲かせてしまっていて(写真参照)、やれやれ反省すべき点がありすぎるなぁと・・・(遠い目)
やろうやろうと思いつつ、できていない事が沢山あります。勿論ダイエットもその一つです。(言われる前に言う作戦!w)
まぁ、すぐに進化できるわけではありません。
毎日少しずつでも、前に進めるような心持ちでいたいです。
今日を省み、明日に痛み、未来に実る・・・よう、今後も励んでいきたいと思います!
今日の格言(謎)
「有楽町で逢いましょう」 (1957年 / フランク永井)