Blog

日本酒と西三河醸造文化講座・神杉酒造編

2016年11月15日 at 11:17

安城市民会館主催の「美味しく学ぶ!日本酒と西三河醸造文化」。
第二回は実際に見て、聞いて、体験するツアーです。

秋晴れの昼下がりに安城駅に集合。
まずはこの講座のタイトルからして外せない神杉酒造さんへ。
創業1805年(文化2年)、安城という地で、徹底的に「安城産」というテロワールにこだわっている酒蔵です。

日本酒・西三河醸造文化・神杉酒造・入口

神杉酒造・入口

神杉酒造・野々垣杜氏作の杉玉

神杉酒造・野々垣杜氏作の杉玉

もはや紹介は無用かもしれませんが、神杉酒造さんは数々の賞を受賞してきた受賞蔵。
愛知県の酒蔵が一堂に会し、一般消費者のブラインドテイスティングによる投票で1位が決まる「あいち美酒欄」のコンテストでも連覇経験があるのは神杉酒造だけ。
野々垣杜氏の腕は折り紙付きです。

だからこそ、
「安城の地で、安城の水で、安城の米で、醸す。」
そのことに、ここまで拘れるのだと思います。
野々垣杜氏の腕で、酒米の王者・山田錦を使いさえすれば、いつでも上質な酒が醸せる。
(ご本人は否定されると思いますが、決して言い過ぎではないはず!)
だからこそ見られる、託せる、夢なのです。

そんな夢のテロワールを識るための見学は精米から。
精米機があってこその、愛知の酒米・夢吟香35%磨き。
普通なら砕けてしまう繊細な酒米を、温度によって機械を停め、また磨く(削る)を繰り返す。気が遠くなるような作業です。

神杉酒造・野々垣杜氏より精米についてご説明

神杉酒造・野々垣杜氏より精米説明

日本酒講座・神杉酒造見学・精米

神杉酒造・磨かれた酒米の小ささに驚く参加者の皆様

その後も製造工程に沿って、詳細にご説明いただきました。

神杉酒造見学・製造工程その1

神杉酒造見学・製造工程その1

神杉酒造見学・製造工程その2

神杉酒造見学・製造工程その2

この後、出麹の作業を全員体験させていただきました。(衛生的な観点から写真は撮れず。)
機械化されているように見えても、杜氏含め蔵人さんの労力は計り知れず・・と改めて。

造りの工程順に詳細に語って下さった野々垣杜氏

質問にも詳細に答えて下さった野々垣杜氏

蔵見学、出麹作業体験の後は、待望の利き酒。
見よ!この贅沢すぎるラインナップを!(←何故か得意気w)。

日本酒講座・西三河醸造文化3

神杉酒造見学・テイスティング

個人的には愛知の酒米・若水100%の無濾過生、垂直テイスティング(BY違い)が面白かったです。
フレッシュ感がこう変わるのか、という部分が生老感が殆どないためとても分かりやすく感じられました。
保管について聞いてみると氷温貯蔵(-4℃)とのこと。
さすが神杉酒造、やはり設備面でも抜かりなし、です。

日本酒講座・西三河醸造文化4

これは確か・・・そうです。来年秋まで飲めないはずの一本まで出していただきました。

これは、ちょっと驚きます。
「やっぱり山田錦なんだよなぁ…。」という人に、是非おすすめしたいです。
ワカル!正直私も時折、そう思う事があります。(注:お酒単体で楽しむ場合の話です。)
でも、これはもしかして?と石を投げかけられたような感覚が残るのです。
その石から安城の夢の波紋が、広がっていくかもしれない、と思わせる香味です。

脳裏に飲んでみて欲しい方々の顔が思い浮かぶ・・・。
しかしこれが最後の一本だそう(フッ)。
皆様、来年秋、是非ご一緒いたしましょう。

杉本社長、
野々垣杜氏、
神杉酒造の皆様、
安城市民会館ご担当N様、
ご参加くださった皆様、
ありがとうございました!!

→ 七福醸造さん編へつづく。(Coming Soon

<番外編>
数年前、神杉酒造さんの濁(nigo)について記事を書いていました。
年末年始のワイワイ、なシーンに合うのでおすすめですよ!
よろしければご覧ください。
神杉酒造「純米酒 濁(Nigo)2nd」(愛知県)