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思い出のお酒について

2016年6月10日 at 14:25

お酒を愉しむ人なら誰にでも「思い出深いお酒」があるものです。

「あのお酒が忘れられない」
「あんなお酒はもう二度と飲めないと思う」

うーむ、よくある話です。

どんな世界でも、あっと驚くような出会いで人生が変わる、というような事があります。
なので、日本酒でそのようなご経験をされたとしたら、それは本当に素晴らしいことだと思います。

しかし、困ったことに・・・。

「あの日本酒に勝るものはない」とか
「以来、○○(その人なりのカテゴリー)以外は美味しく感じない」

という図式になる人がいるんですねー。

これはですね、もう「恋」と同じです。
「恋煩い」「恋は盲目」などと言いますが、特定の日本酒に恋をしてしまわれたんですね。

しかしまぁ、同じ恋を二度と手に入れられないように、同じお酒との恋も上手くいかないものです。
(って、モテない私が言うのも何ですが!←そっとしておいて下さい・遠い目)

まず、飲んだ時とは自分自身が変わってしまっています。
同じシチュエーションでもありません。
グラス、温度、料理、一緒に飲んだ人、体調、タイミングなど・・・全て違うはずだからです。

実際、同じお酒に再び出会って飲んでみて、「なんか違う?」と感じたご経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

日本酒バー・ELLAS・菊姫・鶴乃里

日本酒バーELLAS(菊姫・鶴乃里が思い出のお酒という訳ではありません・念のため)

ですからELLASにおみえになった「恋煩い」の方には、
「手に入らない人を追い続けるのはやめましょう」
「新しい恋を探すように素晴らしい日本酒は沢山ありますよ」とお伝えしています。

しかし、無理に治そうとすると逆効果になることもありますので(笑)、恋は注意が必要です。
無理をせず、私のフィールドであるマッチングで、「料理と日本酒を合わせれば思いがけない幸せがありますよ!」とご提案をし続けていきたいと思います。

明日は「エスニック×日本酒」のイベントですが、実際にあまり好きではなかったカテゴリーの日本酒が、エスニック料理に合わせることで美味しく感じ好きになった、という方もいらっしゃいます。
そういった機会を沢山作っていきたいです。

いい思い出を保ちながら、次に進む。
難しいことですが、進むためのお手伝いをさせていただければ嬉しいなぁ、と思っています。

◆今日の名言
恋人よ 君を忘れて
変わっていく ぼくを許して / ©「木綿のハンカチーフ」太田裕美(1975)